2024年12月1日、連続での横浜ゲーム会です。新作のテストプレイをしたかったりもあったので、予定を変更してゲーム会を入れ込みました。今回もプレイしたゲームをレポートしましょう。
手始めは、テストプレイのお披露目から。前の週の日曜日にふと思いついたのをプロトタイプにしました。方向性はよさそうな感じで、少しスケーリングを絞る方向でしょうか。当初案から要素を削っていますが、ちょうどいい感じでしょうか。
その次は、メビウスからゲームマーケットあわせで発売された作品から。会場ではイエローサブマリンに委託されていました。
反射神経が少し要求される、坊主めくり系のゲームです。勝負するか1枚を引き取るかを瞬時に選択しますが、チキンコールをされて、1枚引き取る選択や勝負に失敗してしまうと、ペナルティを受けます。逆にチキンコールに対して勝負に成功すると、ボーナスがあります。
勝負の勝率ですが、1/3 よりちょっと高いくらいはあるので、チキンコールをされても勝負したほうがいいケースがあったりします。このあたりが面白みでしょうか。かなり軽い感じの作品でした。
その次は、ゲームマーケットの新作から。ガチャポンのコレクション洋装のあるトリックテイキングライクなゲームです。
スートの数が多く、マストフォローではありますが、トリックの勝者は多数派の一番高い数字を出したプレイヤーになり、後出し有利です。トリックに勝利すると、そのトリックで出されたカードを好きな枚数購入し、購入した後にランダムで1枚カードを購入できます。
手持ちの所持金も得点になりますが、基本的にはセットコレクションでの得点が中心になります。かなりセットコレクションよりで、トリックテイキングの要素はマストフォローと、勝者決めくらいです。スート数も多いのでボイドスートもそれなりに出ます。なので、ぎりぎりトリックテイキングという感覚はあります。ゲームとしては面白い作品でした。
その次は、枚数でのマジョリティを競うゲームです。カードを1枚ずつピックしていきますが、全員のカードからランダムに引いたものからしか選択肢がありません。後半になると情報がそろってきますが、手遅れになることもままあります。
序盤のヒントが特に少ない感じはしますが、少し不思議なプレイ感がありました。
その次は、トリックテイキングゲームです。トリック数と、トリックを取ったカードのスートを予測するトリックテイキングです。マストフォロー、固定切り札です。
トリック数とスートは手札から出す必要があり、スート数を多くするとそれだけ手札が減り、そもそものチャンスが少なくなるので、悩ましいところです。逆も同様で 0トリック宣言もできますが、手札が多くなり、逃げ切る必要が出てきます。
要求トリック数がずれる要素もあったり、ほかのプレイヤーの思惑で思わぬところで買ったりするので、トリック数を当てるのがかなり難しいです。あとは、スートが合っていないとトリックの得点にならないのもかなり効いてきます。経験者向けの妙味のあるトリックテイキングゲームでした。
その次は、バネストからゲームマーケットあわせで販売された入札系のゲームです。落札者が商品を獲得し、先抜けでパスしたプレイヤーがカード補充できます。入札できるカードに制限があるので、そのあたりも考えつつ落札していく必要があります。
長いランを作ることと、素点を稼ぐことを要求されます。過当競争は損になりやすいですし、勝つべきところではしっかり勝たないと得点が伸びないのでタイミング次第のところはあります。2024年の作品ですが、1990年代の作品のような感覚があります。
その次は、オインクゲームの作品から。セットコレクション系のゲームではあります。
空港から出発して、お土産を 3つセットで購入して、既定のターン数で戻ってくることが目的になります。お土産は 6つまで持つことができます。どのお土産を集めるかがポイントになるので、情報収集は重要になってきます。移動数はダイス目に依存するので、確実にたどり着けるところを公開するのがよさそうではあります。
中途半端なお土産は減点対象、返却するのに1ターンかかるので、無駄は無くしたいですが、持ち物の1つを隣のプレイヤーに渡す効果があるので、わざと浮いているものを残しておく必要があります。最後は、ゴールできないと失格になり、同点の場合は先に到着したプレイヤーが優先されます。
3人プレイは 2セット取って間に合うくらいのターン数があります。同点での到着順勝負になるので、位置取りも大事ですし、出目勝負の部分も出てきます。
その次は、ゲームマーケットの新作から。ビッド系のトリックテイキングですが、どちらも手札を使います。
リードプレイヤーは、1枚を公開、1枚をウラ向きに出し、公開したカードがリードカード、裏向きにしたカードが「何位になるか」の予想カードになります。
フォロープレイヤーは、リードプレイヤーのリードカードを見て、1枚をフォローカード、1枚を順位予想カードとし、同時に公開して、トリックの順位を決めます。
マストフォローで、カードの強さがスートごとに決まっています。順位予想は強いスートが1位、弱いスートが最下位になるので、プレイとビッドがかみ合わなくなることもあります。
共通のカードを使うので、順位予想で不要なスートをディスカードして、ボイドスートを作ることもできますが、順位予想の選択肢が狭くなります。ただし、プレイするカードと順位予想のカードを混同しやすいという難点もあります。
こちらは、かなり複雑なゲームです。コントロールできそうで、ギリギリできない寄りのゲームかもしれません。捨て札は有効にという感じがします。
そのつぎは、いかにもゲームマーケットでできそうな感じのゲームです。QRコードを使ったリアルタイムのゲームです。
3×3の白黒のタイルが配られ、お題の QRコードの上に載せていきます。QRコードは誤り訂正があるので、いち早く、所定の枚数のタイルを置き、正しくQRコードが読み取れることを競います。ゲーム中に読み取りチェックしてもかまいません。
かなりの枚数を置くことになり、序盤は同じパターンのタイルを置くことになりますが、どこかで誤りのタイルを置く必要があります。中盤からはある程度の誤差を許容しながらタイルを置いていったら、一発で読み取れました。
ちなみに、QRコードの誤り訂正レベルは 4種類あり、最大 7%、15%、25%、30% の復元ができるようです。
その次も、ゲームマーケットで出たトリックテイキングから。マストフォローですが、一番ランクの高いカードを出したプレイヤーがトリックを取るタイプのゲームです。
トリックを取ると、ラウド値を獲得します。これは、出したランクと 2番目にランクの差になり、規定値を超えるとアウト、規定値内で一番高いプレイヤーが1ポイントです。
かなりシンプルなゲームですが、妙味はあります。さすがに最強のカードでラウド値が確実に増えるので、特定の条件でアウト確定になる場面もありますが、プレイ時間が短いのでこれはこれでという感じでしょうか。
最後も、ゲームマーケットあわせのトリックテイキングゲームです。こちらはフリードマンフリーゼの作品で、軽くデッキ構築の要素があります。
最初はノートランプのトリックテイキングゲームで、獲得したカードに応じた得点が入り、後続のラウンドで自分の山札になります。初期手札の数だけカードを引けない場合は、中央の山札からカードを引きます。この中に、強いカードや特殊なカードが入ってきます。
序盤は、ノートランプなのと、獲得したカードが山札に入ることから、スートが偏りやすく、ランプレーもしやすい印象があります。補充されるカードに切り札が入ってきたり、そのトリックで出たカード1枚を選んで獲得できる「0」が入ってきたり、通常スートの強いカードが入ってきたりします。
3人だと、3番目カードまで出てくる印象ですが、特殊カードもそれなりに入ってきます。いいタイミングで強いカードを引けるのが望ましいのですが、コントロールできそうでできない感はあります。これも独特な感覚で、パーティーゲームよりなトリックテイキングゲームだと思います。
ゲームマーケット明け 2週連続で、新作をプレイしたので、軽めのゲームがかなりプレイできました。テストプレイも先に進める感じなので、時間をかけて調整していこうと思います。