2025年7月5日、久しぶりにオンラインのゲーム会になりました。BGAで日本語版が入っていないゲームを中心にプレイしています。今回も簡単にレポートをお送りします。
手始めは、今年のドイツボードゲーム大賞のノミネート作品から。「ペアーズ」に近い、バースト系のゲームです。日本語版は今後リリースされるようです。
数字の書いたカードがあり、数字と同じ枚数だけデッキに入っています。同じ数字のカードが被るとバーストで得点できません。ちょうどいいところで止めるか、7枚引き切れれば終了。7枚引き切った場合はボーナス点があります。少しだけ特殊カードが入っていて、プレイ感に変化を加えています。若干ですが直接攻撃もあります。
基本的には、手なりで進めていきますが、得点がリードされると、勝負せざるを得ない場面も出てきます。かなり軽いゲームです。
その次は、こちらの作品を。AEG でキックスターターから出た作品です。感染症蔓延期間に日本旅行に行きたかった思いをゲームにしたとのことで、5日間の日本旅行のプランニングをテーマにしたカード配置系のゲームです。日本ではリリースされていません。
東京と京都に分かれて、観光スポットの書かれたカードがあり、タグを獲得していくタイプです。1日には 3か所までしか回れず、その日のボーナスタグがあり、プランを完成させたときのゲームを有利にするボーナスがあります。使わなかったカードを隣のプレイヤーに回しますが、基本はソロプレイ色が強めです。
下調べをしっかりしていて、今の日本らしいところをしっかりとつかんでいます。フレーバーテキストもいいので、日本語化されてほしいところはあります。
場所は、東京/京都、どちらでもというのがありますが、東京と京都のあいだを往復するためには新幹線を使う必要があり、初期では1枚しかチケットを持っていません。2回目以降の移動には基本的に減点ですが、プレミアムチケットを獲得すれば得点に変わります。
タグのほかに、ストレスゲージもあり、混雑しているところ/お金がかかるところはストレスがかかり、ゆっくりできるところ/安上がりなところはストレスが下がります。ストレスがかかるところはタグが多くなっていたり、ストレスタグが得点に条件もあります。例えば、「銀座でショッピング」は、お金でのストレスが 2つたまりますが、タグがかなり多いです。
タグを集めた数に応じて得点が入り、それぞれの日に1枚メインアクションがあり、これまでに獲得したタグに対してのボーナス点が入ります。配置は若干ゆるめなものの、すべてを満足することはできないので、どこかは諦める必要があります。プレミアムチケットも大事ですが、追加アクションが強いですね。
プランができあがったら得点計算ですが、できあがった旅行プランを見比べてみるのも楽しめる、いいゲームかと思います。
その次も、カード配置系のゲームです。6つの地域の公開カードからカードを1枚取り、配置するだけです。取ったカードに書かれた地域に移動し、次の獲得カードの制限になります。
カードには 1900年~1999年に起こった出来事とその地域が書かれており、条件に合うようにカードを配置していきます。年代順に並べるもの、カードとの年代差が10年以内になること、同じ地域のカードを年代順に並べること、2つのカード年代の差、1950年に最も近いものという感じです。基本的に同じ地域のカードは同じカテゴリーの場所には置けません。
シンプルなゲームで、最初は配置制限も緩いですが、本質はかなり配置制限が大きいです。なので、条件がきついところを先に埋めていく感じがいいような気がします。プレイヤー間のインタラクションはカードの獲得と、年代差や近い年代のボーナスのみです。
配置の厳しさが初見では分かりにくいかもしれませんが、終盤にかけて待ちカードが絞られている感があります。
BGAということで、こちらをプレイすることに。オプション設定で、効果使用でほかのプレイヤーを4点減点するカードを除外できるようになりました。
7~9あたりの固め打ち、数字をシフトさせてあたり幅を広げる、低い数字で手数を稼ぐなど色々とありますが、シンプルに効果をシフトしてあたりを作ることで逃げ切りました。珍しくカードを獲得できる効果がほとんど出ませんでした。基本収入が 15くらいまで上がったのは初めてかもしれません。
BGAでできる、比較的要素が少なく、90分くらいでプレイできる、2000年代の作品です。現状第2版が出ていますが、初版のカードバランスになっています。なので「天文台」や貴族の一部が少し強力です。とはいえ、手番順の操作などでコントロールは可能です。
資金繰りがシビアなゲームなのと、雪だるま効果が効いてくるタイプのゲームです。一番のポイントは手番順で何番目までカードを買う権利が取れるかと、ずらすために手札にカードを入れることかと思います。
職人カードが多めに手に入ったのと、天文台が猛威を振るい、職人と貴族が豊富に集まりました。14の貴族を 3枚ともカットできたのが大きいですね。種類ボーナスで逃げ切れました。今プレイするのであれば、第2版の基本ルールか、農民を追加したルールくらいがよさそうな気がします。
BGAでプレイすると、やたら短くなるゲームです。ダイスゲーム版がリリースされるようです。ドラフトゲームで 7人までプレイできるのが大きいですし、かなりシンプルです。
3人でプレイしましたが、必要なカードが 1枚ずつしか入っていないので、キーカードの行方が悩ましいところです。初手の科学カードが割れてしまったので、足を引っ張り合う展開になりました。このあたりは初期の材料を見ながらの対応になってくるかと思います。七不思議ごとに得意なことを伸ばしつつ、得点源をもう1つ獲得するくらいがちょうどいいです。
最後はこちらをプレイすることに。タイル配置系のゲームですが、終盤になるにつれて待ちが狭くなるので、ちゃんと追いつくようになっています。「コンプレット」よりも派手さはないですが、コンパクトに収まるのと縦横の関係でパズル的な要素が少し大きくなっています。
久しぶりのBGAでした。年会費は上昇傾向にありますが、ボードゲームの価格も上がっていますし、収録ゲーム数が増えていることと、オンラインでボードゲームを楽しめる機会ができること、日本語版がリリースされていない作品も日本語でプレイできることが大きいですね。
というわけで、新作をプレイする日になりました。クローズドのゲーム会の本編は 7月にもあります。こちらには、人数幅が大きめの作品も持ち込む予定です。